2024.10.25 Release  <NUAR2307>

スクリャービン:24の前奏曲 作品11

ピアノ:鶴森 ゆうな(音楽総合コース4年)

⒈ 第2番 イ短調 Allegretto
⒉ 第5番 ニ長調 Andante Cantabile
⒊ 第10番 嬰ハ短調 Andante

セッション・レコーディング:2023年10月16日 名古屋芸術大学 3号館ホール
レコーディング,ミックス:武藤 夢歩(サウンドメディア・コンポジションコース4年)
アートワーク:国本 由蘭(ヴィジュアルデザインコース3年)



本作品は 48kHz/24bitのハイレゾ品質ステレオと、3D Audioフォーマットである、Dolby Atmos®️(ドルビーアトモス)で制作されています。Apple Musicでは設定によりロスレスオーディオやドルビーアトモスとして再生されます。qobuz(旧e-onkyo music)とmoraでは、48kHz/24bitのステレオの音声をダウンロードいただけます。

作品について

サウンドメディア・コンポジションコース4年:武藤 夢歩

このアルバムは、ロシアの作曲家でありピアニストのアレクサンドル・スクリャービンによる作品、《24の前奏曲 作品11》から「第2番 イ短調 アレグレット」「第5番 ニ⻑調 アンダンテ・カンタービレ」「第10番 嬰ハ短調 アンダンテ」の3曲を収録した作品です。
《24の前奏曲 作品11》は、スクリャービンによって1888年から1896年の8年間に作曲されました。スクリャービンは、フレデリック・ショパンの音楽に大きな影響を受けており、この前奏曲は、ショパンの《24 の前奏曲 作品28》をモデルに作られました。
本作品は、通常ステレオだけでなく、立体音響フォーマットであるドルビーアトモスでの音響表現にもトライしました。ぜひドルビーアトモスでもお楽しみください。

アートワークについて

ヴィジュアルデザインコース3年:国本 由蘭

この3曲を聴いた際、柔らかく穏やかな情景の中に、心地よい暗さが見え隠れするような心情が当てはまりました。今回のアートワークでは、そんな微睡みの中にいるような感覚を、じわじわと広がっていくインクの滲みに例え、抽象的に表現しました。3色のインクがまっさらな空間で滲み、モチーフ同士を鈍く鋭く繋いでいく様子は、曲想が異なる3曲の調和や紡がれる音の多様さをイメージしています。
たゆたうような伴奏、重厚感のある上品な響き、繊細な音粒、楽曲の持つ神秘的な美しさを、このアートワークを通して感じていただければと思います。


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