2025.3.21 Release  <NUAR2401>

J.S.バッハ:フランス風序曲(パルティータ)
ロ短調 BWV 831

ピアノ:仁平井 彩圭(大学院修了生)

⒈ Ⅰ. Overture
⒉ Ⅱ. Courante
⒊ Ⅲ. Gavottes Ⅰ/Ⅱ
⒋ Ⅳ. Passepieds Ⅰ/Ⅱ
⒌ Ⅴ. Sarabande
⒍ Ⅵ. Bourrees Ⅰ/Ⅱ
⒎ Ⅶ. Gigue
⒏ Ⅷ. Echo

セッション・レコーディング:2024年10月5日 名古屋芸術大学 3号館ホール

レコーディング:サウンドメディア・コンポジションコース レコーディングチーム

ディレクター・エンジニア:伊澤 唯人,内田 千翔,関谷 百加,津村 早苗,冨野 日希,中島 悠樹,中野 百香,日比 奏妙

マスタリング : 長江 和哉(名古屋芸術大学 教授)

アートワーク:三浦 美憂(ヴィジュアルデザインコース3年)



本作品は 48kHz/24bitのハイレゾ品質ステレオと、3D Audioフォーマットである、Dolby Atmos®️(ドルビーアトモス)で制作されています。Apple Musicでは設定によりロスレスオーディオやドルビーアトモスとして再生されます。qobuz(旧e-onkyo music)とmoraでは、48kHz/24bitのステレオの音声をダウンロードいただけます。

仁平井 彩圭 Ayaka Nihirai

国立音楽大学卒業後、名古屋芸術大学院に特待生として進学し、首席で修了、併せて理事長賞受賞。第6回マンハッタン国際音楽コンクール金賞、第13回ヨーロッパ国際コンクール第1位、Prof.ディヒラーコンクール(ウィーン)第3位、日本国際音楽コンクール第3位(1,2位なし)、ほか、第20回および第21回ショパン国際ピアノコンクール in ASIA アジア大会で入賞。イタリアで行われた"Solist&Orchestra concert audition2024"にてソリストとして選ばれ、オーケストラと共演。堀田育英財団奨学生。現在ドイツ・デトモルト音楽大学マスター在学中。ヤコブ・ロイシュナー、横山幸雄、川田健太郎各氏に師事。

作品について

このアルバムは、名古屋芸術大学大学院で学び、現在デトモルト音楽大学大学院で学ぶ、仁平井彩圭の初の録音作品です。このJ.S.バッハ《フランス風序曲》は、渡独して最初に学んだ作品で、自身の修士論文にも取り上げた楽曲です。演奏するにあたり、仁平井は、「装飾と付点リズムの強調およびリピート後の変化の有無に焦点をあて、J.S.バッハの生きた時代背景や録音資料から現代の演奏法を考察しました。さらに、反復後に変化をつけることで、基本構成の中にありながらも即興的要素として新鮮な印象を生み、メロディー進行の美しさをより一層印象付けることができるようにしました。」とのこと。録音は2024年10月5日本学ホールでセッションレコーディングの形式で行いました。収録は、本学サウンドメディア・コンポジションコースの学生がディレクションしながら進め、事後の編集、ミックスも担当しました。《フランス風序曲》の厳格な構成美と躍動感、そして荘厳さと共に学生たちによって作り上げた作品をぜひお楽しみください。

アートワークについて

初めて曲を拝聴させていただいた際に感じたイメージを「堅さと優雅さ」という言葉に置き換え、アートワークを制作させていただきました。"硬さ"はいただいたアートワーク案を参考にアカンサスの葉をイメージしたデザインを背景にパターン配置することで表現しました。また"優雅さ"は舞曲であるこの作品を表現するために、ダンスを踊ろうと手を取り合う瞬間をイメージした手を配置しました。この手は、ピアノを弾き始める瞬間も表現しており、仁平井さんのピアノを通してバッハの生きた時代に繋がる瞬間を鑑賞者に感じていただきたいと思っています。

ヴィジュアルデザインコース3年:三浦 美憂


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