2025.3.21 Release  <NUAR2402>

シューマン:ダヴィッド同盟舞曲集 作品6

ピアノ:秋山 紗穂(大学院2年)

⒈ 第1曲 元気よく
⒉ 第2曲 心からの
⒊ 第3曲 ユーモアをもって
⒋ 第4曲 辛抱しきれず
⒌ 第5曲 単純に
⒍ 第6曲 きわめて速く
⒎ 第7曲 速くなく
⒏ 第8曲 生き生きと
⒐ 第9曲 元気よく
⒑ 第10曲 バラード風に、きわめて速く
⒒ 第11曲 単純に
⒓ 第12曲 ユーモアをもって
⒔ 第13曲 荒々しく、そしてほがらかに
⒕ 第14曲 優しく歌いながら
⒖ 第15曲 元気よく
⒗ 第16曲 快いユーモアももって
⒘ 第17曲 遠くからのように
⒙ 第18曲 速くなく

セッション・レコーディング:2024年1月22日 名古屋芸術大学 3号館ホール

レコーディング:サウンドメディア・コンポジションコース レコーディングチーム

ディレクター・エンジニア:平野 祥吾,前川 美帆,深井 龍心

マスタリング:長江 和哉(名古屋芸術大学 教授)

アートワーク:鈴木 麻桜(ヴィジュアルデザインコース3年)



本作品は 48kHz/24bitのハイレゾ品質ステレオと、3D Audioフォーマットである、Dolby Atmos®️(ドルビーアトモス)で制作されています。Apple Musicでは設定によりロスレスオーディオやドルビーアトモスとして再生されます。qobuz(旧e-onkyo music)とmoraでは、48kHz/24bitのステレオの音声をダウンロードいただけます。

秋山 紗穂 Saho Akiyama

第17回東京音楽コンクールピアノ部門 第1位及び聴衆賞。第43回ピティナ・ピアノコンペティション特級銅賞。これまでに、ハンガリー・ブダペスト響、都響、読響、東京フィル、日本フィル、新日本フィル、東京シティ・フィル、藝大フィル等と共演。東京藝術大学附属高等学校を経て、同大学を卒業。宮田亮平賞受賞。同大学院を首席で修了。クロイツァー賞、藝大クラヴィーア大賞、大学院アカンサス音楽賞受賞。修士論文は『稀代のピアニスト クララ・シューマンの音楽史に刻まれる貢献と現在へ連なるピアニズム 〜レパートリーと演奏会プログラム、父ヴィークの指導、弟子の証言より考察〜』現在、名古屋芸術大学大学院、ベルリン芸術大学大学院に在籍。

作品について

このアルバムは、名古屋芸術大学大学院とベルリン芸術大学大学院で学ぶ、秋山紗穂の初の録音作品です。このロベルト・シューマンのダヴィッド同盟舞曲集について、秋山は以下のように語っている。「詩的で温かく、ファンタジー溢れるシューマンの音楽に、私は幼い頃より魅了され続けてきました。シューマンの音楽に導かれ、ドイツで研鑽を積み重ねる中、特に大切に取り組んできた作品がこの楽曲です。『ダヴィッド同盟』とはシューマンが考え出した理想の世界であり、彼の心の分身でもあります。内面的で繊細なその音楽は、聴く者の心に光を灯し、遥か遠く夢の彼方へと誘います。シューマンがこの作品を作曲したのは26歳。同じく26歳の今の自分だからこそ感じる音楽をお届け出来たらと思い、一音一音に深い共鳴と愛を持って演奏いたしました。」録音は2024年1月22日、本学ホールでセッションレコーディングの形式で行いました。収録は、本学サウンドメディア・コンポジションコースの学生が担当し、事後の編集、ミックスも担当しました。学生たちによって作り上げた、シューマンの遥かなる詩的な旅をぜひお楽しみください。

アートワークについて

明快な始まりから優雅な音楽が始まり、時には静かな芯のある音楽になったりと動と静が繰り返される音楽から自由自在な世界を感じました。そこから暖色、寒色の両方を取り入れ、混ざり合うイメージに仕上げました。音楽に対する真摯な姿勢、芯があるところから広大な自然・太陽のイメージが湧き、実際に朝焼けの空や夕日が反射しているところを撮影し、制作しました。シューマンの豊かで自由自在な世界と演奏者の音楽に対する情熱を感じていただけたら幸いです。

ヴィジュアルデザインコース3年:鈴木 麻桜


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