2025.3.21 Release  <NUAR2403>

True Love and Death 真実の愛と死

ピアノ:棚澤 実尋(プロフェッショナルアーティストコース4年)

⒈ J.S.バッハ/フェインベルク編:オルガン・ソナタ ハ長調 BWV529より「ラルゴ」
⒉ ワーグナー/リスト編:イゾルデの愛の死

セッション・レコーディング:2024年5月25日 名古屋芸術大学 3号館ホール

レコーディング:サウンドメディア・コンポジションコース レコーディングチーム

ディレクター・エンジニア:
有安 誉樹,加藤 夕稀,庄司 陽,日比 奏妙,山本 菜緒,レッケ・デニス

マスタリング : 長江 和哉(名古屋芸術大学 教授)

アートワーク:鈴木 幸太(ヴィジュアルデザインコース3年)



本作品は 48kHz/24bitのハイレゾ品質ステレオと、3D Audioフォーマットである、Dolby Atmos®️(ドルビーアトモス)で制作されています。Apple Musicでは設定によりロスレスオーディオやドルビーアトモスとして再生されます。qobuz(旧e-onkyo music)とmoraでは、48kHz/24bitのステレオの音声をダウンロードいただけます。

棚澤 実尋 Mihiro Tanazawa

埼玉県出身。5歳よりヤマハ音楽教室にて学び、6歳よりピアノを始める。名古屋芸術大学へ全額免除特待生として入学。現在、プロフェッショナルアーティストコースにて研鑽を積んでいる。
第11回ベーテン音楽コンクール2位。第9回ヨーロッパ国際ピアノコンクール金賞。第2回新都心国際音楽コンクール3位。第16回熊谷ひばりピアノコンクール金賞並び埼玉県知事賞。第25回大阪国際音楽コンクール/フルート伴奏3位など様々なコンクールにて入賞。
7歳より横山幸雄氏に師事。これまでに、正田朋子、國土浩子、田尻桂、川田健太郎、田村響、上原彩子、梅田智也、西本夏生、室内楽を会田莉凡各氏に師事。2024年スペイン短期留学、レオネル・モラレス氏マスタークラス受講。
2021、2022年度山田貞夫音楽財団奨学生。2024年度上山奨学財団奨学生。

作品について

このアルバムは、名古屋芸術大学プロフェッショナルアーティストコースで学ぶ、棚澤実尋の初の録音作品です。
棚澤によると「コンセプトは、真実の愛と死 True Love and Death。愛と死は同じ世界にあると思います。愛の先には死が待っている。愛するということは、偽りのない全ての感情や想いで溢れる。この世界には私とあなたしかいない。愛する人を想うからこそ死を選択する。愛という色んなイメージや考え想いがありますが、私が感じる真実の愛は死です。愛が生まれ、愛を知り、祈るように相手を想う。感情が溢れ全身で抱きしめてずっとこの世界が続けばなんて思う。愛は暗闇だけどその暗闇は死によって光に変わる。天からの光で二人の愛の世界を照らす。愛の最期は死しか待っていない。」とのこと。
録音は2024年5月25日本学ホールでセッションレコーディングの形式で行いました。収録は、本学サウンドメディア・コンポジションコースの学生が担当し、事後の編集、ミックスも担当しました。
学生たちによって作り上げた、バッハとワーグナーの遥かなる愛の旅をぜひお楽しみください。

アートワークについて

「真実の愛と死」というタイトルから着想して制作しました。愛は天からの祝福、死は天からの迎えというイメージがあったため、愛と死の両方を天から差し込む光として表現しました。曲から感じられる、クラシック音楽の持つ伝統的な美しさと神聖な雰囲気を表すため、デザインはヨーロッパの宗教絵画を参考にしています。
このカバーアートから曲の魅力がお伝えできれば幸いです。

ヴィジュアルデザインコース3年:鈴木 幸太


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