2023.9.15 Release  <NUAR2301>

History of Stanley

打楽器:NUA Percussion Group
(池田 花音,伊藤 陽香,岩佐 桃歌,浦田 唯,神谷 香里,都築 陽奈,林 直人,丸山 侑輝,山田 穂乃花)

⒈ スタンリー・レナード:リフレクションズ
⒉ スタンリー・レナード:サーカス-⒈序奏
⒊ スタンリー・レナード:サーカス-⒉空中ブランコ
⒋ スタンリー・レナード:サーカス-⒊ライオンの調教師
⒌ スタンリー・レナード:サーカス-⒋大砲
⒍ スタンリー・レナード:サーカス-⒌猿の檻
⒎ スタンリー・レナード:サーカス-⒍終曲

収録:2023年3月14日 名古屋芸術大学 東キャンパス 3号館ホール

レコーディング:武石 智仁,長谷川 伊吹,古田 晏悠,大角 琳,田中 佑,中村 颯汰,関谷 百加,津村 早苗,日比 奏妙
ミックス:武石 智仁,中村 颯汰
技術協力:Dolby Japan 株式会社
アートワーク:渡部 航介(ヴィジュアルデザインコース4年)



本作品は 96kHz/24bitのハイレゾ品質のステレオと、3D Audioフォーマットである、Dolby Atmos®️(ドルビーアトモス)で制作されています。Apple Musicでは設定によりロスレスオーディオやドルビーアトモスとして再生されます。qobuz(旧e-onkyo music)とmoraでは、96kHz/24bitのステレオの音声をダウンロードいただけます。

作品について

このアルバムは名古屋芸術大学打楽器専攻生によって構成されたNUA Percussion Groupの演奏による、Stanley Leonard氏の作品集である。
曲目は2023年にNUA Percussion Groupのために作曲された《Reflections》と、1972年米国カーネギーメロン大学のために作曲された《Circus》の2曲である。Stanley Leonard氏にとって初めて作曲した打楽器室内楽作品《Circus》と最新作(*2023年3月時点)《Reflections》を並べることにより、氏の作曲家としての長いキャリアを表現したいという思いから、アルバムタイトル "History of Stanley" と名付けた。
《Reflections》はそのタイトルのように、4人の演奏者が主となるメロディを受け継ぎ反復する箇所、1つのフレーズを複数人で分け合う箇所が多く登場する。拍感がなくどこか妖しさを感じる瞑想的な部分と、拍感がしっかりとした民族的な部分との対比が特徴的である。また、全体を通して旋律や楽器から日本の雰囲気を感じることができる。
《Circus》はタイトルの通りサーカスの演目や登場する動物をモチーフとした、それぞれ雰囲気の異なる6つの楽章から成る。全体を通して活気に溢れた雰囲気であり、躍動感のあるサーカスの様子を感じ取ることができる。様々な種類の打楽器を使用することにより豊かな色彩感や華やかさをより効果的に表現している。

アートワークについて

ヴィジュアルデザインコース4年:渡部 航介

今回、Stanley Leonard氏の楽曲《Reflections》の初公演として行った、名古屋芸術大学打楽器アンサンブル演奏会「だべや」のチラシデザインをさせてもらい、その繋がりでこのアートワークを行いました。この演奏会のプログラムが全体的に優しいイメージで水の中にいるような曲が多く、《Reflections》も水をイメージして作られたのでこの様なアートワークになっています。油の中に水を入れて撮影し、加工しています。水の気泡の様な柔らかさと、水の中を沈んでいく重みが今回の音源を表現しています。


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