ポップス・ロック&パフォーマンスコース
 
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講義内容
音楽芸術基礎研究 (ポップス・ロックの世界)
ポップス・ロックが多くの人々の共感を集めているのは、それが「時代の音楽」だからです。それぞれの時代の個性がどのように音楽の中に封じ込められているのか、それを理解するための基礎知識(リズムの種類、アレンジ、楽曲構成、バンド編成 etc…)を学びながら、ブルースとロックの誕生から現在のポップスまでの発展の流れを、ジャズとの関連性も含めて学びます。

音楽表現実技(ポップス・ロック&パフォーマンス研究) T〜W
この授業は、ポップス・ロックからジャズまでの演奏テクニック・表現、読譜を学ぶ実技レッスンです。4年間を通して毎週1回(45分間)、各楽器とヴォーカルの専門教員がマンツーマンで指導にあたり、あらゆるメソッドで体系的に指導します。

合奏(セッション) T〜V
この授業では、実技レッスンで学んだことを実践的なアンサンブル・テクニックとして身につけます。各楽器群と
ヴォーカルをジャンルごとにグループ分けを行います(ロック、ポップス、ジャズ、ラテン、アコースティック)。 セッションがアンサンブルとして成り立つためのアレンジも学びながら、他のプレイヤーとの共同作業として経験することも目的とします。毎学期末に学内でコンサートを主催し、実際のライブとして発表します。


ポップス・ロック論1〜2
なぜポップスとロックは人々を魅了し惹きつけるのか?時代の音楽であるポップスとロックには、その楽曲が誕生した時代の個性、中でも時代が放つ輝きや人々の生き様が色濃く反映されている。またそれが“サウンド”や“歌詞”を媒体としてどのように支持を得ているのか?この授業では、ポップス、ロックにおける自身の研究課題を設定し、リサーチ、プレゼンテーション、ディスカッションを通してその本質に迫ります。

パフォーマンス論1〜2
演奏する(パフォーマンスする)ということについて、様々な側面から考え、分析することを通してその本質を探ります。例えば、録音スタジオでの演奏とコンサート会場での演奏は目的も音楽の伝わり方も異なります。“聴かせる為のパフォーマンス”と“音楽を見せる為のパフォーマンス”、また“参加させる為のパフォーマンス”もあるでしょう。それぞれの目的に応じた効果のあるパフォーマンスについて自身の課題を設定し、リサーチ、プレゼンテーション、ディスカッションを行います。

ジャズ・ポップス論
「ポップス・ロックの世界」の授業で学んだ内容とジャズの歴史を関連付けてポピュラー音楽の全体像を学びます。毎回授業中にCDを聴いたり、DVDを鑑賞したりして、歴史的な音楽と映像を結びつけることで効果的に学びます。

音楽制作基礎演習 (コード・プログレッション)1〜2
音楽理論の基礎である音楽通論や和声学を学んだ後は、実際のポップスやロックの世界で実用性のある「コード・プログレッション」を学ぶことでより多様性のある楽曲を生み出せます。既存のコード進行をオリジナルのコード・チェンジに意図的に変更することによって、楽曲を自分のイメージした新しい雰囲気に変えるテクニッ クを習得します。

音楽制作実習(アレンジング/コンポジション) T〜U
ポップス・ロックからジャズまでのアレンジング(編曲)とコンポジション(作曲) を学びます。講義で獲得した知識や理論を使用して作曲・編曲することで、ソロからバンド、ジャズオーケストラまでオリジナリティーのある音楽の創造につながります。

録音音響デザイン研究
音響技術の基礎知識を学びます。様々な技術が急速に発展する現在、音響技術の世界もその範囲はますます多岐にわたり、ライブ、コンサートなどのPAをこえた知識が必要な時代になっています。音響デザインのセンスを身につけることはこれからの時代のポップス・ロックの音楽家にとって重要となります。

卒業研究(卒業演奏)
ポップス・ロックとジャズに関するあらゆる学習に最後の形を与えるための重要な機会が卒業演奏です。演奏は、一般公開のコンサート・ライブ形式で行います。ここまでの4年間では、単に演奏テクニックだけでなく、歴史や理論、リサーチ/プレゼン/ディスカッションなど大学としての広範囲な学習の結果、他では得られない自信が演奏には生まれたはずです。またコンサートで演奏するスタイル、テクニック、レパートリーについての卒業演奏研究レポートも執筆し、アカデミックな学びとしての集大成ともします。


 

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